真・MFC千夜一夜物語 第529夜 APC vs MFC その1

2026年08月04日

本ブログでは質量流量計(熱式流量計、コリオリ式流量計)であり流量をアナログ信号やデジタル信号で出力するマスフローメーター(以下MFM)や、流量信号を基に流量制御を行うマスフローコントローラー(以下MFC)及びその応用技術での流体制御を紹介しています。
本記事ではMFCの派生分野であるAutomatic Pressure Controller(以下APC)に関しての解説を再び行っていきます。

APCとは日本語で表記すると"自動圧力制御器"ですが、この言葉から受ける機能面の理解にかなり誤りがあるとDecoは感じています。(本文で解説するのはMFCをベースに構成された流量制御バルブで圧力制御を行う狭義のAPCに限定します。) 
「そもそもMFCという名称で知られる流量制御機器の役割を正確に表現するとAutomatic Flow Controller(AFC)である」という話は講習会などでDecoがよくするところです。
MFCは流量センサー、PIDコントローラー、流量制御バルブを一つのパッケージとした機器であり、流量設定信号(S.V.)とセンサーからの流量信号(P.V).が一致するように流量制御バルブへ制御信号(M.V.)を可変させる仕組みしたね?
この事を正確に表す言葉としてAFCという言葉の方がより本質に近いとDecoは考えています。

そしてこの解説をAPCに当てはめると「圧力センサー、PIDコントローラー、流量制御バルブを一つのパッケージとした機器であり、圧力設定信号(SV値)とセンサーからの圧力信号(PV)が一致するように制御バルブへ制御信号(MV値)を可変させる仕組み」であると言えます。

出典:ブロンコスト・ジャパン(株)

そして今やその両方の機能を備えたブロンコスト(Bronkhorst High-Tech B.V.)のFLEXI-FLOW Compactのような製品も世の中に出現するようになったことからも、MFCの未来はAFCとしての流量制御機能とAPCとしての圧力制御機能をプロセスに応じて使い分ける方向へと向かっているようにDecoには思えるのです。

次回からはまずMFCとAPCの関係を改めて解説していきましょう。

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【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】by Deco EZ-Japan & Safe TechnoloGy

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