ブロンコスト大流量APC EL-PRESS
2024年01月30日
ブロンコスト(Bronkhorst High-Tech B.V.)のAPC(Automatic Pressure Controller)=EL-PRESSシリーズは、国内メーカーの製品よりも大変ユニークです。
図のようにMFC(Mass Flow Controller)とAPCはセンサーが流量センサーなのか?それとも圧力センサーなのかというところが大きな違いで、制御系、流量制御バルブは同じようなものだと再三ご説明してきたともいます。
出典:ブロンコスト・ジャパン(株)
でも、ブロンコストにはこんなMFCとは異なる形のAPCも存在しているのです。
出典:ブロンコスト・ジャパン(株)
このタイプはP-502C(圧力センサー+PIDコントローラー)と流量制御バルブを別々にしたものです。つまりAPCを二つに割った形ですね。
なぜこんな形なのでしょう?
それは大流量対応の為なのです。
圧力コントローラーは圧力制御なのになんで大流量対応が必要なの?という疑問には、そもそもこの種のAPCが圧力値を検知して、設定圧力値と一致させるために、流量制御バルブで流量を制御する事である空間にガスを流し込んだり、逆に抜いたりすることで、結果的に圧力を上下させる仕組みだという事を思い出してください。
容器の容積が大きくて、一体型のEL-PRESSのバルブのキャパシティーをオーバーしてしまう場合、こういったKv値の設定が大きい大流量用バルブと組合わせる事でどこまでも大きくできるのです。
上図のような配置も可能です。
P-502Cの出口側はプラグで封止してしまって使用します。
ブロンコストのEL-PRESSに関するお問い合わせはEZ-Japanまで。
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