2023年のマスフロー業界

2023年06月27日

はい、久しぶりにDecoのマスフロー徒然日記です。
新型コロナも一段落(したのでしょうか?)最近は電車に乗る人や、高速道路を走る車も増えましたね。

さて、そんな状況下で昨年11月には、マスフローコントローラー(MFC)やマスフローメーター(MFM)の納期が大変なことになっているというお話をさせてもらいました。
当時は納期回答で「受注後24週間です。」と回答して「まだ早いね。」とお客様に返されるくらいだったのです。
「Decoさん、最近のMFCの納期はなぜこんなに長いの?」
こういった問い合わせをよく頂きました。

原因は新型コロナと関係した半導体、電子部品不足でした。
更に基板や配線コネクターに用いる樹脂部品(絶縁用)も入らなくなってしまい・・・
さて、そこから半年以上が経過して、今の状況はと言いますと、まだまだ以前に戻ったわけではありませんが、例えばブロンコストの主力機種ですと、昨年11月ごろの半分くらい=12週間くらいまでは短縮出来てきたイメージです。

出典:ブロンコスト・ジャパン(株)

メーカーさんの部材確保の努力のお陰かと思いますし、何より今年初めからの半導体設備投資のリセッションが大きく影響しているとも思えます。
しかし、世界的なロジスティックの混乱は、いつまた玉突きのように小さな部品から始まって拡大するかわかりません。
まだまだしばらくは納期が掛かることを前提で設備導入や、メンテナンスの計画を立てて頂ければと思います。
お客様にはご心肺をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。

で、リセッションになると始まる、マスフロー業界のきな臭いお話も例にもれず聞こえてきています。某社が某社を訴えていたりとか、買収されようとしているとか・・・
ただ、基本的に人間は他人の不幸に繋がる噂話が好きな傾向があるので、あまりそういう話を真に受けないようにされた方が良いかと思います。
Decoの経験からすると色んな噂が噂を呼ぶのですが、気が付けば全く違う場所で狼煙が上がっていたという事が多いんです。
つまり噂はブラフだったんですね。
人騒がせな・・・

マスフローで何かお困りのことがございましたら、EZ-Japan Decoまでお気軽にお問い合わせくださいね。

マスフロー徒然日記  by  EZ-Japan  Deco