ウォッベ指数計 MEMS AG gasQS flonic V2

2021年10月12日

今回から何回かに分けて、ウォッベ指数のお話をします。
えっ?ウォッベ?知らないよとおっしゃるかもしれません。
大丈夫です。
Decoも最近まで知りませんでした。
ウォッベ指数(Wobbe index:WIと略記)とは以下の数式で表され、ガスの燃焼性を示す指標で噴出熱量インプットの指数だそうです。


WI=H/√S 
 Hはガスの総発熱量MJ/mn3
Sはガスの比重

より燃焼効率が良いガスの状態を示す指数と考えればいいかと思います。ガスも比重が式の分母にあるという事は、ウォッベ指数はガスにより、つまりガスの組成により変化することがわかります。
そしてこれを測定するのは、今まではサンプリングして分析装置のあるラボに持ち込まないといけませんでした。

しかし、今回ご紹介するのはインラインで使用できるウォッベ・インデックス・メーターなのです。
MEMS AGの gasQS flonic V2 と言うモデルです。

<カタログから引用>
マイクロサーマルCMOSセンサーをベースに、クリティカルノズルと2つのバルブを組み合わせることで、天然ガスの熱伝導率、熱容量、相対密度を測定することができます。
これらの量から、この装置は様々な測定量を相関させます。
このスタンドアローンの装置は、キャリアガスを必要とせず、堅牢でコンパクト、かつ低価格です。
統合された制御出力により、追加の自動チェック測定を設定することができます。このシステムは、Mems AGの完全な自社開発です。物理学、個々のコンポーネント、およびそれらの相互作用に関する複雑な知識により、お客様固有のアプリケーションを柔軟に実装することができます。

例えば船舶の燃料ですと、最近は重油の代替燃料の一つとしてSOxをほぼ排出しないLNGが注目され、EUを中心に船舶用LNGの需要の拡大が見込まれています。
しかし、LNGは産地ごとにその組成が大きく異なりますので、船舶エンジン用の燃料として使用するにはある種の品質管理が必要になります。
ウォッベ指数をわざわざサンプリングして、分析装置のあるラボに持ち込んでいては間に合いません。
船舶でインラインで測定できたらという思いをいち早く実現したのが、この製品です。

日本における販売店は、ブロンコスト・ジャパン株式会社さんがやられていますので、興味をお持ちの方はEZ-Japan までお問い合わせください。

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