真・MFC千夜一夜物語 第338話 MFCだって自動運転! その1
Decoの若い頃、免許を取ってかっこいい自動車を所有するのが、夢とはいかなくても、働き甲斐だった気がします。
"高回転で馬力の出るエンジンを積んだスポーツカーに乗りたいなぁ"と思ったものでした。
ところが、最近では自動車の付加価値はEVやハイブリット等のエコだったり、衝突回避から進化した自動運転だったりします。
Decoの頃の自動運転と言えば、高速でスピードをセットしたらアクセルを話しても、延々とその速度で走ってくれる"クルーズコントロール機能"がそれでしたが、今や進化して、前車との車間を安全にとり前が詰まったら、こちらも減速したり、ウインカーを出したら安全に追い越しまでできるらしいですね。
道路交通法の改正で「自動運行装置を使って車両を利用する行為」も運転行為に含められ、公道上で「レベル3」自動運転が実現するようになっています。
自動運転と言えば、我らがマスフローコントローラー(MFC)も自動運転しているんですよ!
「えっ!そうなの?レベルはどれくらい??」と聞かれると・・・
実は先ほどお話ししたクルーズコントロールレベルなんです・・・
流したい流量を設定(SV)して、センサーが検知した流量(PV)がそれと一致するように、バルブ制御信号(MV)を制御しているだけなのです。
その後に出現したPI-MFC(Pressure Insensitive MFC=圧力変動影響緩和型MFC)は、従来のMFCのオートクルーズでは、問題が起こるようなケースの1つである一次側の圧力条件が変動した場合に、MFCの異常動作に対し、待ったをかける=ブレーキを踏む機能を持つMFCでした。
その為にMFCの一次側に圧力センサーを配置して、圧力変動を、その検知した傾き(と時間)で判断していたのです。
つまり上流圧変動に限定したトラブル回避機能付きなMFCなのです。
うむ、自動運転には程遠いですが・・・
さて、MFCの行きつく先はもっと進化した自動運転なのでしょうか?それとも・・・
【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】by Deco EZ-Japan