BRIGHT 

コンパクト表示設定モジュール

ブロンコストのMFC/MFM(EL-FLOW、IN-FLOW)は、BRIGHTシリーズという別付け表示設定ユニットをセット購入いただくことで、瞬時/積算流量表示、警報表示、流量設定(MFCのみ)をご利用いただけます。

表示設定機能付きマスフローは他にもありますが、BRIGHTの優れたところはMFC/MFMと一体であることを意識していないので、視認性、操作性に優れているところです。 大きくて美麗なTFT画面と直観的な操作を可能にする、わかりやすいキー配置を採用しています。

そして、ブロンコストのMFC/MFMほとんどに対応できることが大きなメリットとなります。EL-FLOWシリーズのようなIP40対応、IN-FLOW,CORI-FLOWのようなIP65対応、それぞれに合わせたコネクター仕様を準備していますのでモデルを選びません。

ACアダプターとしてPIPSを組み合わせれば、BRIGHTだけでなく本体であるMFC/MFMへも電源供給しますので、複雑は配線は不要です。 

BRIGHTには取り付けキットを同梱したパッケージもあります。

マスフローに直付けするよりも、視認しやすく操作しやすいポイント、例えば配管にクランプしたり、パネルに据え付けたりと自由に設置できます。 

お客様に認知されにくいBRIGHTの利点は、本体のマスフローとRS232通信で表示、操作の信号のやり取りをしている事です。
この事の恩恵は色々あります。

例えばアナログの表示器では面倒であったスケーリング変更作業です。
5000SCCM から 20.0SLMへのスケーリング変更は、表示器のフルスケール値や小数点位置を変える作業が必要でしたが、BRIGHTでは必要ありません。

マスフロー(もちろんブロンコスト製品に限ります)+BRIGHT+PiPS を接続して、100VACから給電すれば、通信が確保され立ち上がった時点で接続したマスフローの仕様を読み込んでBRIGHTは表示スケーリング作業をオートでやってくれるのです。

この説明をある先生の研究室でしたところ、「これは便利だね!!」と先生はすぐBRIGHTの利点に気が付かれました。
研究用途でマスフロをお使いの場合、研究室のすべてのマスフローが常時設置されて稼働している事は少なく、実験で必要な仕様(ガス、流量、圧力)に応じてマスフローを保管庫から出してこられて、それを表示器、設定器等のアクセサリーを接続されて使用されます。

そのマスフローの仕様に合った電源、流量表示器、設定器、ケーブルを用意しなくてはならず、もし何らかの理由で表示器が欠品していた場合は、基準電圧信号、例えば5VDCを入力してスケーリングをマスフローが30SLMならば、30.0という風に合わせこまなくていけませんでした。
こういった複数のアクセサリーの管理は煩雑になりがちです。

でも、BRIGHTは、IP40/IP65仕様でのコネクターの差こそありますが、そこさえ合っていれば極論すれば1台のBRIGHTを複数の違った仕様のマスフローに接続して、すぐ使い始めることができるのです!
これは定置型でないマスフローの使い方が多い研究室などや、工場でもラインに設置されたマスフローの点検校正に基準マスフローをお使いになるような用途では本当に便利な機能と言えます。
しかも、ブロンコストのマスフローをデジタル通信でPCと接続してできる機能のほとんどをBRIGHTで代行することができるのです。

ありそうでなかった便利なツール!BRIGHTに関するお問い合わせはEZ-Japanまで!